シルバープレートが入荷してきました。
今少しずつイギリスから到着したアンティークシルバーの小物の撮影をしています。
HPでご紹介しているのはシルバープレートと言って銀メッキの事です。銀メッキと聞くとメッキが剥がれる・・・みたいなあんまり良いイメージがないのですが、実はイギリスの銀メッキは違います。
1842年にエルキントン社が完成させたエレクトロプレート(電気メッキ)をきっかけに、繊細で美しいデザインにまで簡単にシルバーメッキが可能になり、丈夫で長持ち、そして安価。これで銀製品は貴族だけでなく、中産階級の方達の間でとってもポピュラーなものとなっていったそうです。
先日到着したケーキトング。
トングの部分のデザインが繊細でとっても美しいデザインです。
本場イギリスのティータイムでは必需品ですね。
優雅な気分に浸れそうです。
純銀(スターリングシルバー)と銀メッキ(シルバープレート)の違い
スターリングシルバーとは92.5%の純銀に7.5%の銅を混ぜて出来たもの。
シルバープレートとは合金の上に純銀をかけたものです。
このスターリングシルバーには、必ずマークが付いていてそれを見れば本物の純銀かどうか、いつ作られたものか、そしてどのメーカーが作ったのががわかる暗号みたいな物が刻まれています。その暗号を解く本も売っているのですが、とっても面白そう!
それに比べてシルバープレートは刻まれているメーカーズマークのみがほどんど。(付いてない物もありますが)詳しく分からない事がほどんどなのですが、マークの仕方が自由!なので見ていて中々楽しめます。
純銀は穴が開いたらふさぐ事ができたり、シルバープレートはプレートのかけ直しが出来るものもあったり。私は日本で言う金継ぎを想像したのですが、修理して、磨いて、可愛がって・・・大切に使っていく事ができる銀製品、何だか素敵です。
シルバープレートのアイテムをご購入頂いたお客さまがきっかけで、アンティークシルバーについて勉強中のわたし。そのお客様から、純銀の銀器は触るとその不思議と柔らかい本物の手触りに驚いたと教えて頂きました。(一度で良いから触ってみたい・・・!)
昔から愛されて使われてきた銀器の魅力はまだまだ奥が深そうです。
Handleでは今の生活でも気軽に使いやすいシルバープレートのアイテムを少しずつアップしていく予定です。
いつもの食卓、キッチンが華やかになりますよ!
是非チェックして見てくださいね。