使いやすくてとっても便利な伸長式のテーブルをご紹介します。

ハンドルでも人気の伸長式のテーブル。
伸長式のテーブルって本当に便利ですよね。
実は伸長式反対派だったのですが、実際お店で見て使ってみると、これがとっても便利!!
以前にお客さまと話していたときも、「普段は二人だから小さくていいんだけど、お盆やお正月に子供や孫が帰ってきたときには大きくして使いたいの」と、伸長式のテーブルを探されていました。
こんなふうに、自分の生活に合わせて家具も変えていけって、家具が生活に寄り添っている感じがしてすごく素敵ですよね。
それ以来、私も伸長式タイプのテーブルが気になる存在です(笑)

今日はその伸長式テーブルについてご紹介します。

伸長式のテーブルといっても実はものによって名前がそれぞれ違うのはご存知でしたでしょうか?
実は、私もあんまり区別がつかなかったのですが、名前の由来や使い方などを知るとこれがとってもおもしろいんです。

まずはドローリーフテーブル代表的な家具がこちらです。
ドローリーフTOP.jpgドローリーフテーブルは、16世紀後期に初めて英国で登場し、17世紀で流行したそうです。
そのため、アンティークのドローリーフテーブルもイギリスらしい重厚感がある家具が多く見られます。

ドローリーフ開き方.jpgドローリーフテーブルの特徴は天板の下に伸長式の天板が収納されていて、
大きくするときにはその下の天板を片方ずつ引き伸ばして使います。

ドローリーフ閉じる.jpgドローリーフ縮.jpg

天板を閉じた状態
こんな感じで一人掛け用や二人掛け用のテーブルとしてぴったりのサイズです。

ドローリーフ片方.jpg片方の天板を広げた状態

ドローリーフ全体.jpgドローリーフ伸.jpg

両方の天板を広げた状態
天板を広げると4人掛けでも十分の大きさのテーブルに変身します。

次によく似た名前の「ドロップリーフテーブル」
ドロップリーフテーブルとは、伸長式テーブルの一つで、天板の両側に折りたたみ式の袖板がつき、袖板も持ち上げることで、一枚の大きな甲板になるテーブルのことです。
普段使わないときは、袖板は折りたたんでおき、大きく使用したいときに袖板を立てて使うという仕組みになっているため、部屋のスペースもとらず、大変便利に使うことができます。
また、ドロップリーフテーブルは、「バタフライテーブル」「ゲートレッグテーブル」などの種類もあります。
バタフライとゲートレッグとも、使わない時は天板が折れて下に垂れさがっているので、。両方を合わせて「ドロップリーフテーブル」と呼ぶことがあります。
ドロップリーフTOP.jpgドロップリーフ閉じる.jpg

ドロップリーフ開き方.jpg

天板を閉じた状態から、天板を大きくする場合は右写真のように天板の下にあるバーをスライドして天板を支えます。
ドロップリーフ全体.jpg両方開くと2人から4人掛けくらいのサイズのテーブルになります。
ちなみに、ドロップリーフテーブルは片方だけを広げた状態でも使うことができるので、壁や対面式のキッチンカウンターなどにぴったりとつけて使うこともできますよ。
こんな風に3WAYで使えるなんて、本当に便利!!
これが昔から使われていたと思うと、当時の人は本当によく考えていたなと尊敬してしまいます。
ドロップリーフ片方.jpg

ドロップリーフテーブルは、天板が折りたたまれそれを広げる様が蝶のように見えることからバタフライテーブルとも呼ばれています。

そして、ドロップリーフテーブルの仲間の「ゲートレッグテーブル」
ゲートレッグTOP.jpgゲートレッグテーブルはドロップリーフテーブルと同じように天板が折りたたまれていて、広げて大きくするタイプなのですが、大きな違いは脚ごと収納されていて、天板を広げる際には、天板を広げて、収納されていた脚も同じように広げ、その脚で天板を支える形になっています。
その足を広げる様がゲート(門)をあけるように見えることからゲートレッグテーブルと呼ばれるようになったと言われています。
っゲートレッグ閉じる.jpg

ゲートレッグ開き方.jpg

閉じた状態はこんなにコンパクト。
中に収納されていた脚を広げて天板を支えます。

ゲートレッグ全体.jpg広げるとこんな状態になります。

ゲートレッグテーブルもドロップリーフテーブルと同様に片方を閉じて、片方だけを使うことも可能です。
ゲートレッグ片方.jpg

代表的な3つの伸長式のテーブルをご紹介しました。
どのタイプも天板の出し入れは難しいことは一つもなく楽ちんです。
まだまだ他にも伸長式タイプのテーブルがあるので、自分にあったものをぜひ探してみてくださいね!

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担当:さかい