よく家具で使われているパイン材のお話を少し・・・。
パイン材はマツ科の木で、針葉樹の一種になり種類がとってもたくさんあるのが特徴です。
北米や北欧、チリやニュージーランド東南アジアなど産地も世界各国に及びます。
こんなにたくさんの国で作られているということは、私たち人間にもその国独自の文化や習慣ががあるように
その分だけ木も性質が変わってきます。
特に木が育つには気候が大切な栄養素の一つとなっており
暖かい地域で育ったものや寒く厳しい地域で育ったものなどそれぞれ癖や個性があるんです。
また、パイン材といえば節があるのが特徴で、そのやわらかい手触りも女性に人気がある理由の一つじゃないかなと思います。
木目も比較的見えやすく、木の温かみを視覚からも感じることの出来る木材です。
ただ、逆に言うとやわらかいのは傷が付きやすいというデメリットでもあるのですが、メンテナンスしやすいというメリットもあります。
凹み傷やなどは膨らましやすく、道具さえあれば簡単にお直しが出来ちゃいます。
また着色などを施さず、無垢材で使っていく上では色の変化も見られ、使えば使い込むほどに飴色に変化していくのも特徴です。
最初の雰囲気と経年したのちの雰囲気が全然変わるのも一つの魅力です。
はじめはキレイな木の色で、どちらかといえばカントリー系の家具に造られることもあって、可愛い♪とい雰囲気なんですが、これが年数が経ち、色がきれいに入ってくるととっても格好良いアンティークになっていくんです。
余談ですが、うちのオーナーはパインの床材が大好きで自宅のリフォームの時にはありとあらゆるパインの床材のサンプルを取り寄せて(その頃は1日1個づつサンプルが届く・・・そんな日々)研究していました。
パイン材といってもさっきも行ったように色、節、木目、手触り、など本当に様々です。
また、そのやわらかさにはどうやら人間のひざにも良いようで、固い木の床に長時間立って過ごしているときと、パイン材の床の上で長時間過ごしていたときとでは、「ひざの負担がちがう!!」と豪語していました。
どうやらパインの柔らかさは体重をも支えてくれ、体にもとっても優しいものなんだと感じました。(笑)
話は戻りまして、Handleでご紹介しているパインの家具には、チェストやテーブルが多くあります。
←パイン材のチェストです。
同じパインの木で出来たつまみ取っ手がコロンと可愛いんです。
どんどん使い込んでいるので、やわらかく滑らかになっています。
リビングや、寝室に置く方が多いです。
可愛いデザインなので、子供部屋にも似合いますね。
パイン材で出来たテーブルです。→
天板を広くとるので、どうしても節は見えてきます。
それが天然木のいいところ!と思って使っていただくと、どんどん愛着がわいてきますよ。
よくパイン材のテーブルはカントリーテイストのお部屋にしか似合わない・・・
ちょっと可愛すぎるから・・・と思われている方も多いのですが、アンティークになっているテーブルは一味違います。
私もどちらかというと、パイン材は好きじゃなくてオーク材やウォルナット材などの濃い色のカッコイイ家具が好きだったのですが、
アンティークのパインはどんどん気になっていくカンジ(笑)
風合いの出方が、やわらかい木なだけあって出やすいのかもしれません。
今ダイニングのテーブルを一つ選んでいいよって言われたら、パインのダイニングテーブルを探したいくらいです。
←玉ねぎ型の脚も、素敵☆
残念ながら、私は今は家具を選ぶタイミングではないのですが、
もし家具を買うタイミングで、どうしようかなぁと悩んでいる方は
ぜひ寄り道してみて下さい。
Handleでのパイン材の家具はこちらから見られます。
使えば使うほど、時間が経てば経つほど好きになる。
そんなパインのお話でした。
担当:toda